プラセンタとコラーゲンの違い
プラセンタとコラーゲン、どちらもお肌のハリや潤いなどの美容成分として有名ですね。
それぞれ類似した効果があるのですが、比較してみると様々な違いがあることが分かります。
どちらを選んだらいいのかと迷われている方も、それぞれの含まれている栄養素や期待できる効果などを知って、自分に合ったものを選びたいですね。
プラセンタとコラーゲンの原料は?
プラセンタは動物の胎盤から抽出したエキスです。その原料の胎盤には4種類あり、人、豚、馬、羊のものとなっています。
人の胎盤は医療機関にてプラセンタ注射にのみ使用されていて、サプリメントや化粧品として摂取される場合は、豚や馬のプラセンタがほとんどとなっています。
コラーゲンとはタンパク質のひとつで、サプリメントでは主に、豚、魚、鶏が原料となっています。
豚は皮から、魚は皮や鱗から、鶏は皮や軟骨から抽出されています。
含まれる栄養素の違いは?
プラセンタに含まれる栄養素は、胎盤が持つ栄養素そのものです。胎盤はご存知の通り胎児を育てるための栄養素がぎっしり詰まっていますので、多種多様なものになります。
コラーゲンはタンパク質なので含まれているのはタンパク質を構成するアミノ酸のみとなります。
プラセンタ
タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル、ムコ多糖類、核酸、酵素、成長因子タンパク質を構成しているアミノ酸の種類は、アルギニン・リジン・ヒスチジン・フェニルアラニン・チロシン・ロイシン・イソロイシン・メチオニン・バリン・アラニン・グリシン・プロリン・グルタミン酸・セリン・スレオニン・アスパラギン・トリプトファン・シスチンとなっています。
コラーゲン
タンパク質、アミノ酸の種類は、バリン・ロイシン・イソロイシン・グルタミン・グルタミン酸・アラニン・スレオニン・フェニルアラニン・メチオニン・チロシン・アスパラギン酸・アルギニン・プロリン・リジン・アスパラギン・セリン・グリシン・ヒスチオジンとなっています。期待できる効果の違いは?
プラセンタは身体の機能を調節したり、修復したり、活性化する作用があります。美容成分として有だけでなく、身体の根本から整え、健康に役立つ成分です。
一方、コラーゲンは身体の組織をつくる成分で、肌や髪だけでなく骨や靱帯の材料となっています。
プラセンタの効果
美肌、美白効果基礎代謝の向上
ホルモンバランスを整える
自律神経を整える
血行促進
疲労回復
免疫強化作用
抗炎症作用
コラーゲンの効果
肌の潤いアップ肌のくすみ改善
関節の痛みを軽減
髪や爪の強化
血管修復
プラセンタの効果はコラーゲンの効果+健康効果
プラセンタの効果とコラーゲンの効果が類似しているのは、プラセンタに様々な効果があるため、コラーゲンのもつ効果を含んでいるからですね。プラセンタは美肌のみならず、それを生み出す土台の部分から活性化することが出来ます。
美肌に関していえば、コラーゲンを作り出す線維芽細胞を活性化し、コラーゲンを増やすことが出来ます。
プラセンタを摂取することで、コラーゲンを摂取することと同じ効果を得られる上に、その他健康に役立つ効果も得られるということになりますね。
注意点として、どちらもタンパク質を含んでいますのでアレルギー反応が出る場合があります。
やはり体質によっても合う合わないもありますので、実際に試されてご自分に合った方を摂取されることをおススメします。
【参考文献】
プラセンタで得られる効果とは
http://placenta-effect.com/erareru.html