プラセンタに含まれるアミノ酸
プラセンタに含まれる栄養素でほぼ8割以上を占めるのがタンパク質です。
タンパク質を構成しているアミノ酸は20種類ありますが、プラセンタにはすべてのアミノ酸が含まれています。
その内の9種類は必須アミノ酸と言われ、体内で合成することができず外から取り入れる必要があります。
そして、すべてのアミノ酸が揃っていないとその機能を果たすことができません。
プラセンタを摂取することで身体に必要なアミノ酸が摂取出来るということになります。
プラセンタのアミノ酸含有量のデータについて
プラセンタのアミノ酸含有量を調べたデータはネット上に存在しますが、その検査機関は日本食品分析センターです。こちらでは20種類のアミノ酸のうち、18種類を検出することができますが、あとの2種類(グルタミン、アスパラギン)に関しては検査方法により含まれていてもデータには上がってきません。
しかし、プラセンタには20種類のアミノ酸が含まれているといわれています。
サプリメント会社が依頼して検査したデータが色々アップされていますが、抽出方法や、元のプラセンタの純度によってその値は変わってきますので比較することは難しいです。
プラセンタのアミノ酸の効果
私たちの身体を作っているのはタンパク質で、筋肉や血液、骨や皮膚などすべてタンパク質から出来ています。そのタンパク質を構成しているのがアミノ酸ですので、アミノ酸は生きていく上で欠かせない栄養素といえます。
プラセンタに含まれる全てのアミノ酸の効果を見てみましょう。
非必須アミノ酸(体内で合成することが出来る)
1、アラニン
肝臓機能を高める、代謝を上げる、脂肪が燃えやすくなる、肌の保水力が上がる。
2、チロシン
うつ症状を改善、集中力を高める、ストレス緩和、白髪を予防。
3、グリシン
美肌効果、不眠改善、抗うつ効果。
4、グルタミン
免疫系を高める、筋肉を強化する、胃腸の働きを助ける。
5、グルタミン酸
アンモニアの解毒や利尿効果がある、脳を活性化する、美肌効果がある。
6、プロリン
関節痛を改善、美肌効果がある、脂肪を燃焼。
7、セリン
アルツハイマーを予防、美肌効果、睡眠を改善する。
8、アスパラギン
尿の排出を促す、丈夫な身体を作る、持久力をアップ。
9、アスパラギン酸
疲労回復、体調を整える、アンモニアを解毒。
10、アルギニン
成長ホルモンの分泌を促進、免疫力を高める、血流改善効果がある、新陳代謝を促す、美肌効果やダイエット効果。
11、システイン
抗酸化作用、炎症を抑える、メラニン色素の沈着を防ぐ。
必須アミノ酸(体内で合成することが出来ない)
1、バリン
筋肉を修復する、肝硬変を改善する、美肌効果。
2、リジン
疲労を回復、集中力を高める、肝機能を高める、髪の健康を保つ。
3、ロイシン
筋肉を強化する、肝機能を高める、ストレスを緩和する、育毛効果がある。
4、イソロイシン
筋肉を修復する、疲労を回復する、成長を促進する、髪や肌の健康を保つ。
5、スレオニン
脂肪肝の予防、成長を促進、美肌効果、髪の潤いを保つ。
6、ヒスチジン
成長を促進、慢性の関節炎を緩和、ダイエット効果、脳神経を保護する効果。
7、メチオニン
肝機能を高める、アレルギー症状を緩和、うつ症状の改善、老化防止、ヘアケア効果。
8、トリプトファン
不眠を解消、アンチエイジング効果、鎮痛効果、集中力や記憶力を高める、月経前症候群を改善。
9、フェニルアラニン
記憶力を高める、鎮痛効果、皮膚疾患への効果。
これらを一言でまとめますと、身体の全ての機能が上がるということになります。
身体を作っている材料ですので当たり前のことですが、これらが足りなくなると健康を保つことは出来ず、すべての人に必要なものであるといえます。
プラセンタのアミノ酸は吸収が良い
プラセンタエキスの抽出過程で、タンパク質はアミノ酸単体に分解されます(抽出方法にもよります)。タンパク質は体内に入ると、酵素の働きでアミノ酸まで分解され吸収されるのですが、分解されるためには酵素やビタミンミネラルなどの助けが必要です。
それらが揃っていないと、いくらタンパク質をとってもアミノ酸を吸収することはできません。
プラセンタはアミノ酸単体にまで分解されているので、体内に入るとすぐに吸収することができ、効率よく使うことができます。
プラセンタからアミノ酸を効率よく吸収することで、上記のようなアミノ酸の効果を期待することができます。